支部の皆さんこんにちは。
毎日暑いですね。
東北の梅雨明け、つい数日前だったんですね。
発表がやたらと早かったのは、東北南部だけだった、という事を知らずに、
「明けた明けたって毎日霧じゃないか」
って勝手に文句を言っていました。
さて、暑さもここまでではなかった日に、気持ち良さそうに昼寝をしている者が目の前におりましたので
「暫くじっとしていてくれそうだな」
とスケッチしてみました。
昨年の支部展に出品した30号を適当なサイズに切り刻んだ紙もいよいよ最後の1枚です。
細かい描き込みが無い全体に色が乗った部分なので裏を使わず絵の上に下描きしました。
何故人物画に使おうと思ったか、色が肌に合うかなという単純な理由です。
下描きは紙も小さいので短時間で済ませています。
赤みを感じる部分に大胆に赤を乗せました。
やり過ぎ?とドキリとしましたが乾くとそうでもない、毎度「乾いたら薄かった事件」が発生するので思い切って行きましょう。
大分紙の劣化が進んでいて、乗せた色が吸い込まれて行きます。
乾きが遅くなるので途中でモデルが寝返り打たないかビクビクです。
ここまでで使っている色は、赤、黄色、セルリアンブルー、ウルトラマリンの4色です。
細かい所を考えて調整していると、やはりモデルが寝返り・・・なんて事になりますから、それっぽければ良いと割り切って実物の色に寄せる努力を殆どしていません。
一旦ここで出来る限り乾かします。
完全に乾いていませんが時間も無いので描き込みをして詰めていきます。
白いイヤホンは不透明水彩絵の具を濃い目に溶いています。
生乾きの紙に描いたせいか、所々締まりません。
ここまで来たらモデルが動いても、どうせ絵も修正の仕様が無いので完全に乾かして最後の仕上げをします。
唇の合わせた部分や睫毛等キリッと締まった方が良い所にはウルトラマリンとバーントアンバーの混色で。
頬とイヤホンのコードの境目もクッキリさせて終了です。
胸の辺り、変な所に地色の切れ目が有りますが、管理人は適当な性格なので余り気にしません。
捨てずに1枚、楽しいスケッチでした。