みなさんこんばんは。
夏らしい食材の西瓜を毎年絵葉書サイズに描くのですが、私は真面目に写生する程美味しそうな西瓜からかけ離れてしまいます。
それは何故なのか・・・・自分なりの答えがようやく今年分かった気がしたので、ここでお話しましょうか。
買ったのは三角カットの状態でしたので、画面の真ん中に行儀よく収めてもつまらなく感じて2切れを組み合わせました。
下塗りが乾く前に鮮やか赤をダァーーーっと注ぐように乗せました。
そしてここからがおそらく大きな失敗かと思うのです。
よく見てみると西瓜は真っ赤ではなく、白っぽく粒々状になっていたり、太目の繊維が表面にたくさん見えるので「西瓜の肌らしさ」と思いそれを真面目に描いていたのどす。
でもそれ、美味しそうに見えるか?っていうと、絵葉書でサラリと描くなら省いた方が良かったのでは?と、これが今回辿り着いた答えです。
なんとも不味そうじゃないですか?
(私はこの西瓜に手は伸ばさないかな・・・・)
背景の色も、赤を浮き立たせようと寒色のグレーを塗った物より、
仲良しな色合いを選んだ物の方が、幾分マシに見えました。
今年、もう1度西瓜を描く事が有るかは分かりませんが、次の機会は振り切った赤を使ってみようと思います。
支部の皆さんこんにちは。
毎日暑いですね。
東北の梅雨明け、つい数日前だったんですね。
発表がやたらと早かったのは、東北南部だけだった、という事を知らずに、
「明けた明けたって毎日霧じゃないか」
って勝手に文句を言っていました。
さて、暑さもここまでではなかった日に、気持ち良さそうに昼寝をしている者が目の前におりましたので
「暫くじっとしていてくれそうだな」
とスケッチしてみました。
昨年の支部展に出品した30号を適当なサイズに切り刻んだ紙もいよいよ最後の1枚です。
細かい描き込みが無い全体に色が乗った部分なので裏を使わず絵の上に下描きしました。
何故人物画に使おうと思ったか、色が肌に合うかなという単純な理由です。
下描きは紙も小さいので短時間で済ませています。
赤みを感じる部分に大胆に赤を乗せました。
やり過ぎ?とドキリとしましたが乾くとそうでもない、毎度「乾いたら薄かった事件」が発生するので思い切って行きましょう。
大分紙の劣化が進んでいて、乗せた色が吸い込まれて行きます。
乾きが遅くなるので途中でモデルが寝返り打たないかビクビクです。
ここまでで使っている色は、赤、黄色、セルリアンブルー、ウルトラマリンの4色です。
細かい所を考えて調整していると、やはりモデルが寝返り・・・なんて事になりますから、それっぽければ良いと割り切って実物の色に寄せる努力を殆どしていません。
一旦ここで出来る限り乾かします。
完全に乾いていませんが時間も無いので描き込みをして詰めていきます。
白いイヤホンは不透明水彩絵の具を濃い目に溶いています。
生乾きの紙に描いたせいか、所々締まりません。
ここまで来たらモデルが動いても、どうせ絵も修正の仕様が無いので完全に乾かして最後の仕上げをします。
唇の合わせた部分や睫毛等キリッと締まった方が良い所にはウルトラマリンとバーントアンバーの混色で。
頬とイヤホンのコードの境目もクッキリさせて終了です。
胸の辺り、変な所に地色の切れ目が有りますが、管理人は適当な性格なので余り気にしません。
捨てずに1枚、楽しいスケッチでした。
支部の皆さんこんにちは。
今日は晴れた県南地方ですが、連日薄暗い天気が続いて風景画を描く気持ちにもならず、一昨日はトレーニングにその辺の物を描きました。
自分で串打った鶏皮さんです。
非常に不細工ですがね。
ラーメンなんかは伸びちゃったら嫌なので写真に撮ってから描きましたが、焼き鳥位ならサッと行けるかなぁ?と、妙な自信が湧きましてやってみました。
出だしはこんな具合。
先日のラーメンの隣の空きスペースに。
正しい手順なんか私は知らないので色塗りは思い付いてネギからです。
レモンイエローとセルリアンブルーで適当に塗りました。
赤と黄色の混色でお肉を適当に塗っていきましょう。
一応鶏皮を意識してポツポツと凹凸なんかをチョンチョン描いたりしています。
暗い所は赤と青で作ったグレーで、お肉の部分が乾くのも待たず塗っていきます。
ただ、早く食べたいと。
その一心で早く描き上げるトレーニングになるでは・・・。
バーントシェンナ等も使ってタレもどんどんと描いていきました。
長ネギの水分で描いている間にもタレが水っぽく、お皿に広がって行きます。
サッサと描かないと美味しい焼き鳥は味わえません。
しかし、ここで一旦乾かします。
「1本位食べてしまいたい。出来ればビールも飲みたい。」
こういう感情を押し殺して乾くのを待ちます。
劣化した紙は乾くのが遅いので、出来る事なら健康な水彩紙を使いたい所。
焦げ目はウルトラマリンとバーントアンバー辺りを濃い目に溶いて乗せています。
その辺に出ている濃い色なら何でも行けそうです。
ここで私はお皿を全く描いていない事に気付いたのですが、もう食欲の限界でしたので太い筆でサッと描いたのが1枚目の画像です。
やっぱり描いていないで焼き立てを食べるべきです。
それでも食べた物の記録スケッチ、なかなか楽しいですよ。普段は昨日食べた物も忘れてしまいますが、描いたら暫くは忘れません。
こんにちは。
トップページのスライドショーを先日の支部展の作品に更新しました。
管理人が余程抜けていなければ、ゆっくりとですが順に全ての作品を投影していく予定です。
ご鑑賞ください。
さて県南地方はここのところ雨中心の天気が続いて、何を描くにも昼間の明るさが足りません。
つまらないのでその辺に生えていた赤詰草さんをごめんなさいと手折ってガラス瓶に生けました。
部屋の中もどんより薄暗いので、気合いを入れて描く気にもならず、失敗水彩の裏に。
私にしては丁寧な方に入る下描きはこの程度。
赤と青だけの混色で背景から塗ってみました。
湿気のせいかかなり紙が劣化して斑になってますね。
乾かない内にどんどん赤詰草も描き進めました。
劣化した紙は乾きが遅いので自然とそうなりましたが、普段はこの辺で1度乾かします。
緑を作って小さな花の間を埋めるように描き込みました。
私は面相筆は持っていないので細かい所は4号を使っています。
花の数が少ないからか?
天気のせいなのか?
ときめかない絵が完成しました。
うーーーーん、つまんね
いや、なんとも寂しい・・・・
背景の色がいかんのですかね、華やかに描けるようになりたいと切に願うのでした。
皆さんこんばんは。
支部通信第168号が届きましたのでここにも記録します。
支部展について
去る7月1日(金)~3日(日)に開催された支部展は、コロナ禍など不安要素の多かった現状にも関わらず366名という多くの来場者を迎えて盛会のうちに終えることができました。
出品数50点(内40号以上が24点)のどの作品も会員の力のこもった充実したものであり、ご鑑賞された方々には深い感動と高い評価を感受されたものと自負しております。
また高橋憲彦さん、吉田園子さんの遺作の展示は、大きな関心を集め、その技量の高さと力強い表現力は、あらためてお2人の凄さを感得させました。
ご冥福をお祈り致します。
日本水彩展について
東京都美術館(上野)で行われた第109回日本水彩展において、当支部から佐々木脩さん、今寿彰さんが連続入選を果たし、村上登さんが初入選となりました。
特に佐々木さんは第3室(最上位クラス)に掲額されるなど、会友の奈良喜治さんと木村惠子さんの出品と合わせ、県支部の面目躍如です。